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第5回勉強会

日時:2006年11月26日(日)18:00〜21:00

場所: あんさんぶる荻窪 第2会議室

メインテーマ:国際経済:国際貿易と貧困削減


1部 <開会>

・開会のあいさつ(司会:総務チーム 成田真殊美)

・JANICユースの概要説明(代表 小堀優井)

・参加者自己紹介


第2部 <「国際経済:国際貿易と貧困削減」についての討論>

 ファシリテーター:枡田知斗
         (早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科1年)


・「国際経済:国際貿易と貧困削減」についての導入
 今回のテーマについての説明の後、
 貿易のシステムやルール、グローバリゼーション等について、
 ファシリテーターが説明をいたしました。

・グループ毎の話し合い/発表
 
国際貿易の問題点と、その解決策について小グループにて討論を行い、
 それぞれの意見を発表した後、質疑応答が行われました。


【討論概要】

●問題点
途上国のモノカルチャー経済(一次産品・資源には付加価値が
 つかないことから、途上国の搾取の一因となっている)。

 消費者から生産者が見えないこと。
 多国籍企業など巨大資本の支配があること。
 途上国が多額の債務を抱えていること。
 先進国・途上国間の権力関係が、貿易システムにも反映されていること。
急速な貿易システムの変化は、そのシステムの中で働いていた途上国の人が
  職を失うなどの形で大きな被害を被る可能性があること。


●解決策
消費者の顔が見えるシステムに販売方法を変えることで、
 貿易に対する消費者の関心を喚起すること。

フェアトレードを広めること。
先進国側の人間がフェアトレードが良い、と思うよう価値観や
 ライフスタイルを変えること
 (国・宗教などによる何らかの強制力も求められうるのではないか)。

企業がCSRを通じた公正な貿易に資することを
 「当たり前のもの」とする雰囲気をつくること(不買運動などを含む)。

NGOの活動によって、途上国の生産者に付加価値を付ける
 トレーニングを行うこと。


【ファシリテーターよりのまとめ】

◇一次産品だけでなく、他の物をも生産するトレーニングを積む
◇消費者と生産者はインタラクティブな関係ではなく、
 値段によってのみつながっているというありがちな現状を打破し、
 双方向からの価値観を持つなどの、他の選択肢、可能性を考えるという
 「alternative」な発想が今必要とされているのではないかという
 コメントがなされました。

・会場全体でのディスカッション       
 「所属しているNGOでは、この国際貿易の問題について
 どのような活動を行っているかと、それについての意見」を参加者が述べ、

 それを全体で議論いたしました。 

【主なご意見】
カンボジアで、就職につなげるための英語教育支援を行っている。
2008年G8サミットで、NGOからの国際貿易の問題を含む
 政策提言を行なうために開催されているミーティング運営に携わっている。

ホワイトバンドは、消費者の国際貿易に対する意識を変えるということをも
 目的としていたが、成功した試みといえるのか。きっかけとなる意味では
 成功したが、収益金がNGOの運用資金や広告費に使われたことの
 説明不足から不信感を生んだことなどが問題である。

フェアトレードでも、生産者と消費者がともにwin-winとなる関係を
 つくることが重要である。

タイの津波被災地にて生産された商品を自身で買い付け、実際に売った。
 フェアトレードの経験を持つ者として、 商品を買うことによって途上国の
 人の役に立つ、人々がかわいそうである、という付加価値を商品に
 つけることによって、消費者の購買意欲が上がると感じている。

フェアトレードは買って終わりになることが多いので、
 いかにそれを継続的な意識に変えさせるかが重要である。


・まとめ/コメント

途上国には問題がある、だから先進国が援助する、という認識があるが、
 これは世界を途上国と先進国という二つのアクターに分けてしまっている。
 国家を守れば国民が守られる、という国家の安全保障ではなく、
 人間を守れば国家が守られる、という人間の安全保障の立場からみれば、
 経済が根本的に変化する。


グローバリゼーションは従属関係を固定化する可能性もあるが、
 インターネットなどにより異なる国のNGO同士、市民同士が直接結びつく
 可能性が広がってきている。今後は、国家の枠を超えて世界全体を
 考えていくことが必要である。
         
       というまとめが、ファシリテーターによってなされました。

第3部 <キャンペーンについて・閉会>

・キャンペーンについての概要説明
 代表の小堀より、キャンペーン企画について、概要とこれまでの展開、
 現在進行中のポスター掲示についての説明がありました。

・12月にコラボレーションを行う団体さまのご紹介
 
12月にJANICユースのキャンぺーンのポスターやホームページ上で、
 コラボレーションをさせて頂く(特活)シェア=国際保健協力市民の会の
 方より、シェアさまの団体説明と12月10日(日)開催の
 チャリティーコンサートのご案内をしていただきました。

・キャンペーン企画立案
 
キャンペーンで情報発信を効果的に行うために用いるべき手法や
 工夫すべき点など を考えるというねらいのもと、「一般の人とNGOを
 つなぐために、ポスターに載せるべき事項は何か?」を
 ポストイットに書いていただきました。

【主なご意見】

<一般の方に「自身も国際協力当事者」意識を持たせる>
・身近な問題と捉えてもらうように書く。
・「自分達が何をやっているかではなく、みなさん(市民)が
 何をできるのか(どういう参加方法があるのか)」
・「あなたの身の回りの小さなことが、国際協力につながっています」
・「貧困、エイズ、環境問題、格差、難民、教育・・どれかひとつでも、
 
あなたの心の琴線に触れるものはありませんか?」

<NGOの参加者の声/団体概要を伝える>
・「楽しい」ということをとにかくアピール  
 (活動も実際楽しいものにしていく)
・過去の参加者の声(NGOに参加してどう変わったか)
・NGOに関わりはじめたきっかけ集
・具体的にどのような活動を行なっているのか、はっきり判るように示す 
 (写真など、不信感を与えないように)。

<NGOを格好良いものに見せる>
・ポスターのデザインをすごくおしゃれにして、興味を持たせる。
・著名な方の宣伝効果を使わせていただく。
 

<その他、対学生アプローチについてなど>
・JANICユース加盟団体が共同で行なうシンポジウムのイベント告知
・学生でかつNGOでボランティアやインターンを経験した人を
 囲んでの座談会や、都内のNGO事務所を1日に3箇所ほど巡る
 スタディーツアーの実施。
・学生へのメッセージを、発展途上国の住民自身が発することのできる
 ネットワークづくりと開発教育。
 

<その他、意見など>
・団体側がどんな人を求めているのか、
 またどういう理由で広報しているのかを明確にする。
・ホワイトバンドなどの活動を常に、恒常的に続けていくことが大事である。
 ひとつのプロジェクトを終えた後も続けて、
 絶えずそうしたものを発信していくことが大切だと思います。

・とりあえず一善。


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